目薬αで殺菌します
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レビュー:
劇物の入った目薬が発見されると言う事件が起こった。
探偵の赤柳はその会社の内部調査で依頼を受ける。
だが、その会社の人間が他殺体で見つかると言う事件も起こる。
目薬の調査で重要人物とされていた人間の失踪。
そして、目薬の商品使われている「α」の文字。
見え隠れする真賀田四季の存在。
天才が行っている研究とは?
天才が見ているものとは?
~ 温泉、本、映画などを中心に気に入ったものをご紹介♪ ~
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2008年12月11日
レビュー:
劇物の入った目薬が発見されると言う事件が起こった。
探偵の赤柳はその会社の内部調査で依頼を受ける。
だが、その会社の人間が他殺体で見つかると言う事件も起こる。
目薬の調査で重要人物とされていた人間の失踪。
そして、目薬の商品使われている「α」の文字。
見え隠れする真賀田四季の存在。
天才が行っている研究とは?
天才が見ているものとは?
2008年4月29日
レビュー:
かつて一世を風靡したマジシャン有里匠幻。
あらゆる場所からの脱出を特異として現代マジックの礎を築いたマジシャンだ。
そんな彼も表舞台に出てくる回数が減少し大衆の記憶の奥底に潜む存在となっていた。
そんな彼の弟子達が西之園萌絵の住む街でショーを開く。
そこで匠幻のマジックショーが近々開かれる事を知った萌絵は、院生の浜中と犀川助教授を連れてショーを見に行く。
マジックの内容はロープで縛られて箱に詰められる。
そして箱は何重にも鍵をかけられる。
その箱が水没したり爆発したり・・・そんな状況から無事に生還するというものであった。
匠幻はマジックをこなし最初とは違う衣装で大衆の前にマジックの成功を披露した・・・かに見えた。
再登場した彼の胸にはナイフがふかぶかと突き刺さっている。
マジックの最中に殺害されるという二重の謎を秘めた事件。
誰がどのようなトリックで殺害したのか!?
2008年1月15日
レビュー:
画家の香山風采は息子の林水に「天地の瓢」と「無我の匣」を残して密室の中で奇妙な死をとげた。
不思議な言い伝えのある「天地の瓢」と「無我の匣」の謎と、風采氏の死は未だに解明されていない。
「天地の瓢」の中にある鍵はどのようにすれば、取れるのか?
果たしてそれは「無我の匣」を開ける鍵なのか?
「無我の匣」には何が入っているのか?
この謎に西之園萌絵が挑みます。
更にそんな折に息子の林水氏も風采氏と同様の謎の死を遂げます。
果たして事件の真相は・・・
2007年11月11日
レビュー:
犀川が非常勤講師として出向することになったS大で殺人事件が起こった。
学内に設置されているログハウスでの密室殺人。
相変わらず犀川は興味を抱かないが西乃園はどんどんと熱をあげて深入りして行く。
やがて捜査線上に上がってきたのが人気ロック歌手の結城稔。
被害者と面識がある上に彼の歌には現状を示唆するような歌詞があった。
果たして彼が殺人を行った犯人なのだろうか?
2007年11月 4日
レビュー:
天才数学者の天王寺翔蔵が暮らす三ツ星館。
誰とも会うことを拒み続けている彼の館で奇妙な問題があった。
正門に立てられている大きなオリオン像が忽然と消えるというのである。
この情報を聞き天王寺と姻戚関係のある片山和樹に話をつけ三ツ星館へと赴いた西之園萌絵と犀川創平。
そこで開かれたパーティで、二人の目の前で実際にオリオン像が消える。
このミステリーを必死に解こうとする萌絵。
ところがその晩、殺人事件が起こる。
誰もがアリバイがある状況。
三ツ星館の場所からして外部の犯行とも考えにくい。
オリオン像はどのようにして消されたのか?
殺人事件は誰がどのように行ったのか?
2007年7月22日
レビュー:
犀川助教授の友人である喜多助教授のいる研究施設へ見学に行った犀川と西之園。
極地研と呼ばれる彼らのいる施設は、大学から離れた交通の不憫な所にある。
そこでは、極地、意図的に極地の天候を擬似的に作り出し、模型を使って様々な事象をシミュレートし、研究を行う為の施設だった。
施設を一通り見学させてもらった犀川と西之園は、木熊教授の厚意で研究室での飲み会に参加する。
飲み会も一通り落ち着いてきた頃、研究生の丹羽と服部の二人がいない事が問題となる。
最初は、二人とも先に帰ったものかと考えていたが、車も存在するし二人が帰ったところを目撃した人間はいない。
みんなで二人の居場所を探し回ると、二人は別々の部屋で変わり果てた姿で発見される。
一見、密室と思える研究施設で、何時・どのようにして二人が殺害されたのか・・・?
2007年7月12日
レビュー:
通常では考えにくいような場所での自殺(地上12mでの首吊り等)が連続的に発生する。
その近くには「ηなのに夢のよう」と書かれた絵馬が。
また、西之園の友人である反町のメールにも「ηなのに夢のよう」と言うメッセージが。
そして、西之園の両親が亡くなった10年前の事故の原因にも天才の存在が巧妙に見え隠れしているかのような事実。
事件はどのような展開を見せるのか?
一連のギリシャ文字は、真賀田四季と関係があるのか?
Gシリーズの大きな転換期!!
2007年7月11日
レビュー:
国枝研究室の一同が、研究の為にとある研究施設を訪れ施設を借りて研究をしている時、不可解な事件が発生した。
4人の銃殺された死体。
そしてその死体には歯が無く、λの文字が・・・。
システム制御された建物は、一見密室となっている。
この状況をどう作り出したのか?
また、λと一連の繋がりは?
何故、被害者の歯は抜き取られているのか・・・?
2007年7月 9日
レビュー:
冬のある寒い週末。
山吹と加部谷は、東京からの夜行バスに乗車した。
二人は、別々の用事で上京しており帰りの日程が同じ事を知り一緒に帰ることになった。
乗車時間、ギリギリに到着したもののバスの発車は雪の為、30分遅れとなっており無事に二人は乗車する事が出来た。
しかし、彼らの乗ったバスは突如バスジャックされてしまう。
外部との連絡手段は制約されなかった為、携帯で西之園や海月と連絡を取り状況を整理していく二人。
すると、εと名乗る団体の名前が浮上した。
このバスジャックも一連の事件と関係があるのか?
2007年7月 7日
レビュー:
森林の中にある陸の孤島、伽羅離館。
そこへ二組のグループが超能力者「神居静哉」へと会いに来る。
一つ目のグループは新聞記者の一行。
もう一つのグループは探偵と山吹達。
彼らは四季博士に関する文献の調査が主な目的だった。
一見、監獄のような窓が少なく何処と無くレトロなイメージさえ受ける伽羅離館。
そこで神居静哉は、異界へと連れ出す超能力を披露し、その後、自信は密室で殺害されると言う事件が起こる。
部屋自体に鍵がかけられていた事と、建物全体も外に出られない状況となっていた。
建物に残された人間達の中に犯人がいるのか?
犯人はどのようにして、部屋を密室にし、建物全体を密室にしたのか?
異界の超能力のトリックとの関係はあるのか??
2007年7月 3日
レビュー:
自殺した人の額にθの文字が書かれていた。
しかし状況的に自殺とほぼ断定せざるを得ない為、他殺での線の調査に力を入れていなかった警察。
だがそれから幾度と無く自殺者の身体の一部にθの文字があると言う事件が発生する。
この事件で使用されているとされた口紅の鑑定を依頼されたのが西之園の友人だった。
彼女が在籍する病院に何らかの関係を持つ人間達が次々とθの文字を残し亡くなっていく。
果たして本当に自殺なのか?
他殺だとしたらどうやって自殺に見せかけたのか?
目的は?動機は何なのか?
ロジカルではなくヒューマンチックな展開です!!
2007年6月30日
レビュー:
四季博士の研究所での事件の数年後。
大学院生になっていた西之園萌絵は、かつてN大で犀川の助手をしていた国枝のもとへとちょくちょく来ており国枝の属する大学のゼミ生とも仲良くなっていた。
国枝のゼミ生である山吹が久しく連絡を取った友人宅へと遊びに行った折の出来事。
山吹は殺人事件に遭遇してしまう。
場所は山吹のいた階の一階上。
一見、ガラクタのようにも思えるもので犇く部屋へ訪れた人間達が突如現れた。
友人宅の鍵を開けて欲しいという依頼だった。
山吹の友人は管理人代理を受けており、やむ得ず山吹が代理で部屋の鍵を開けた。
そこで友人達が目にしたものは、両手を宙吊りにされ銀のナイフで腹部を刺されて息絶えていた友人の姿だった。。。
この話を聞き西之園萌絵が事件へと首を突っ込んでいく・・・。
2007年6月24日
レビュー
真賀田四季博士が創設した孤島のハイテク研究所。
その島の敷地内にあるキャンプ場にキャンプへと押しかけたN大助教授・犀川創平ゼミ一向。
もっとも全ての段取りは西之園萌絵によるもので、四季博士への好奇心によるものであった。
キャンプの夜、嘘をついて西之園萌絵は犀川を連れ出し研究所へと押し入る。
研究所の中は、ほとんどがコンピュータ制御され研究者達は、コンピュータを返しスタンドアロンによる職務を行うといった一般企業ではなしえない研究者向けのものであった。
そんな中、コンピュータの基幹システムであるデボラの動作が不安定になる。
そして厳重な管理体系が敷かれている四季博士の部屋からは、両手両足を切断されウェディングドレスに身をまとった四季博士の死体が現れる。
部屋には「すべてがFになる」というメッセージ。
誰が何時殺害を行ったのか!?
外部との連絡を試みるもののデボラの暴走により連絡手段も途絶えてしまう。
そんな中、ヘリで施設に戻った所長も殺害されヘリの無線機も破壊されてしまう。
密室のトリックは?
犀川と西之園が事件のトリックへと迫る!!
2007年6月10日
レビュー:
今よりもっと未来の時代、ウォーカロンと呼ばれるサイボーグが人と共に生活をする世の中。
ミチルとロイディは、取材旅行の最中に彷徨いルナティック・シティと呼ばれる街へと導かれる。
ルナティックシティは外界の世界から完全にシャットアウトされた街。
百年前に創設されて以来、住民は死ぬ事のないまま平穏な生活を繰り広げている。
そんな最中に密室と思われる状況でルナティック・シティの女王の息子が殺害されてしまう。
しかし、女王を始め住民も王子は殺されたのではなく「眠りに着いた」と説明し、死という概念を退け殺人事件という事実を追求する事もしない。
殺人犯を野放しにすると言う事がどうしても許せないミチルは、事件の真相へと足を踏み込んでいく・・・。
2007年3月16日
レビュー:
「秋」で四季の失踪の意外な真実が見えた。
しかしその真相を突き止めることも無く西之園と犀川をはじめとする周囲の人間はバラバラになっていく。
四季は依然として居場所もわからぬままサイエンステクノロジー分野では変わらず絶大な影響を及ぼし続けている。
そんな中、とある組織は四季の拉致を計画し、四季とのコンタクトに成功する。
遊園地で思わぬ遭遇の仕方をするが計画は実行され四季を捕らえた。
しかし、それは人間ではなく四季の作り出したサイボーグであった。
人目でサイボーグとは判別が出来ない程の柔軟な動きと思考回路。
ウォーカロンと名付けられたそれは、四季の研究の成果の一つであった。
一方で、四季の子供の遺伝子を託された博士は四季に意外な真実を告白する。
四季の子供のその後について。。。
2007年3月14日
レビュー:
「夏」で己の両親を殺害した四季少女は立派な大人の女性となっていた。
殺害後、彼女は自らが手がけた無人島の研究施設に軟禁されていた。
彼女が殺人者であってもその限りなく神に近いと言われる才能に授かりたい企業・研究家は多く幽閉されたまま彼女は研究を進めていた。
そして社会もそれを容認していた。
しかし、誰もが四季少女が大人になった事をイメージし切れない程の歳月が過ぎた頃、自らの娘をバラバラにし逃亡すると言う事件が起こった。
その後の四季の行方を公に知るものは誰もいなく、何故そのタイミングにそんな事をしたのか誰もが理解する事が出来ぬまま時が過ぎていた。
そんな中、前作に登場した人物達、すなわち四季を取り巻く人間達が再登場して真相に迫っていく。
四季の思考に一般人が追いつくタイムラグさえも計算された真実へのエピソード。
すべてがFになるの真の動機が明かされます。
2007年3月10日
レビュー:
四季少女が13歳くらいからの物語です。
天才的な能力を無くすことなくその評判は、ありとあらゆるビジネス分野や研究機関の人間達が注目をしていた。
そして、四季少女はとある無人島で絶対に成功するというビックプロジェクトの発足に奔走しているわけです。
そんな中、少女は叔父である新藤に恋(?)をする。
周りの人間はただの憧れを履き違えていると認識。
しかし四季少女は特別恋とも憧れとも意識せず、あくまで理論的・哲学的に分析しあらゆる事象の中から行動を導き出していく。
そんな彼女が叔父に無理を頼んで2人で遊園地に来たときの事。
お忍びできていた少女と叔父だったが、ふとした瞬間に四季少女は誘拐されてしまう。
「すべてがFになる」の原点の本格スタート。
そんな感じです。
2007年3月 8日
レビュー:
一度、見聞きした事や読んだものを忘れる事が無い天才少女の四季。
幼少時代からずば抜けた記憶力と処理能力を持っており「忘れる事」が出来ない彼女。
その彼女の才能に徐々に気が付き始めた大人達によりいっそう神々しくなる少女。
この天才少女はいったい何を見て何処まで行くのか?
どんどんと少女と対等にいられる事が出来なくなっていく大人達。
そんな少女と兄?の幼少時代の物語。
2007年2月 5日
レビュー:
とある日、友人から奇妙な店を紹介される。
そこは、決まった場所では営業せず、誰かと行く事も出来ないお店。
食事は普通に美味しい高級料亭と言った所。
しかしそれだけの理由でこんなにもはまらないはず・・・。
友人はそこで奇妙なサービスを受けていた。
それは、女性と食事をするというもの。
親しく話しかけたりお酌をさせたりするわけではない。
ただ、一緒に食事をするだけ。
果たしてそれがどのようなサービスなのか図りかねる中、店を紹介してくれた友人は行方不明になってしまう。
何か手ががりはないものか・・・と店に訪れるようになった主人公。
料理に関するウンチクは無く質素でとても美味しい食事。
そして何よりも若い女性の驚くまでのテーブルマナーの良さ。
世間とは離れた独特の空間。
孤独?孤立?
そんな独特の雰囲気に徐々に引き込まれる主人公。
そして次から次へと現れる「少し変わった子」。
2006年12月16日
レビュー:
盲目の若き天才科学者の影武者をする事になった主人公。
彼は天才科学者の弟で、容姿が似ている事から影武者になり必死な努力で盲人の動作と科学知識を溜め込み公の場に影武者としての役目を果たしていた。
一方、天才科学者の有能な女性アシスタント。
彼女の双子の妹にあたるヒロインもまた、アシスタントの影武者として役を始める。
そんな中、天才科学者が作り上げた全長4000メートルの海峡大橋を支えるコンクリートの巨大な塊“アンカレイジ”の中に存在する秘密のシェルターで科学者・建築家・医師の計六名で生活をする事になる。
影武者である事を見抜かれぬよう用心をしつつ余裕を見せ周りに本物だと思い込ませていく。
それは、いつも通りの仕事となんら変わりは無かった。
しかし、密室であるはずのシェルターで突如異変が起こる。
同席した科学者が殺害されシェルターは外部と物理的にも通信的にも遮断されてしまう。
犯人はこの中にいるのか??
知恵を絞り皆が皆を疑っている最中、殺人はドンドンと続けられていく・・・。
そしてやがて天才科学者とアシスタントの二人だけが残る。
何とか脱出した彼らだが、突如爆発に見舞われ橋は崩壊してしまう。
しかし、彼らは犯人では無い。
では、いったいあの密室でどのようにして誰が何の目的で殺害をしたのか?
そして何故、橋を崩壊させたのか?
物語が進むにつれて、謎が謎を呼びわけがわからなくなっていきます!!笑
2006年11月 7日
レビュー:
ウォーカロンというロボットが人類のパートナーとして、生活を共にする時代。
サエバ・ミチルと言うジャーナリストとロイディというウォーカロンが、長年マスメディアを退け歴史に名を残してこなかった孤島モン・ロゼへの取材に向かう。
何故、ミチルの取材申し込みが簡単にOKされたのか?
今までマスメディアを退けてきた理由は何か?
島に残された伝説は本当なのか?
様々な疑問と疑念を抱き取材に向かった二人は、島で猟奇的な殺人事件に遭遇する。
状況証拠も動機も無いのにも関わらず、犯人として疑われる二人。
何かが欠落しているような・・・
何かがおかしいような・・・
そんな島。
二人は島の歴史に大きく関係する事件へと踏み込んでいく・・・。
2006年9月21日
レビュー:
猫の建築家の話です。
彼はずっと「美」を追い求めています。
「美」とは何か?
不変のもの?
形は無いけれど、変わらずあるもの?
変わらずあり形のあるもの?
様々な観点やいろんな思想で、「美」を追い求めていく・・・そんな絵本です。
2006年9月 7日
レビュー:
なんだかコカ・コーラ社とコラボしてドラマ化までするらしいです。
コラボって?と思って買ってみました。
とある工学系の大学生の二人組み。
彼らは廃校や崩れ去りそうな古き人工物を眺め写真を撮りスケッチし・・・そして、その時代の資料を調べ文献に残すのが趣味だ。
そんな彼らが密かに思いを寄せる同じ大学のヒロイン花梨。
実は、花梨の実家の近くにある工場が最近廃業した。
そこを調査したいと装い彼女に近づいた彼等。
しかし予想外に花梨の方から泊まりに来れば良いといわれた。
様々な期待を胸に一向は向かう。
そこであきらかになるのが、花梨はすごく由緒正しき家の長女でお嬢様育ちであることだった。
更に村のいざこざや120年前に作られたと言われている「カクレカラクリ」の存在。
そのカラクリが今年動くと言う噂。
カラクリの正体は財宝のありかを示していると言う噂。
単純にカラクリと天才カラクリ師に取り付かれカクレカラクリを探し続ける工学部の学生と花梨の妹とその恋人。
様々な謎を一つ一つ連想ゲームのように解いていく・・・。
そして、カラクリの正体は?
財宝の正体は?
そんなミステリーと言うより子供の冒険的チックな物語でした。
2006年9月 4日
レビュー:
ある街にする少年の夏休みの日記に記した物語。
少年は夏休みに妙な格好をした大人と出合った。
彼は自らをアール伯爵と名乗り少年と探偵に必要な謎解きの問題を話し合った。
少年はドンドンと不思議な伯爵に引かれ始める。
事ある度に伯爵と出会い少年は興味を強めていく。
しかし、伯爵はいったい何者なのか?
ベンツに乗っている謎の美女が彼を探し回っているし、そもそも伯爵は何故土管やブランコなんかにいたりするのだろうか?
犯人を捜しているから?
そんな中、少年の友人が行方不明になってしまう。
伯爵は、その犯人に目星が付いていて、その犯人をずっと追ってきたらしい。
少年は親や伯爵の忠告も聞かずに大人顔負けの推理と行動力で、事件解決に乗り出す。
伯爵に間一髪のところを助けられたり、伯爵を逆に助けたり・・・。
そんな謎の伯爵と夏休み中の小学生との探偵物語です。
2006年8月10日
レビュー:
話の舞台はナ・バ・テアとスカイ・クロラの間の話です。
草薙水素は既に大尉に昇進しており小部隊を指揮している。
この基地に連れてきた数少ないメンバーの一人が、クリタ・ジンロウ。
そう。
スカイ・クロラでカンナミが入る直前にいなくなっていたキルドレ。
スカイ・クロラではクリタについては、濁し読者の想像に任せる範囲でしかなかった。
そのクリタが主人公です。
クリタは土岐野と一緒にチームを組んでおり時々、草薙水素大尉と三人でフライトする。
彼が唯一一目置く存在は草薙水素。
戦死した本庄というキルドレと関係のあった研究員で、草薙水素と幼馴染だというサガラ・アオイという研究者と関わっていく。
それは彼がキルドレだから。
そして草薙水素がキルドレだったから・・・。
草薙水素の変化とキルドレにドンっと踏み込んで、何故草薙水素が頑なまでに自殺を志願するのかについての実態に迫る作品です。
時々伝説のパイロットティーチャーも戦闘に現れ、草薙の部下達を片っ端から迎撃していく様も相変わらずです。
2006年6月11日
レビュー:
目的不明の集団ZOKU。
彼らは大衆に対して犯罪にならないレベルで迷惑行為を繰り返す。
何故そのようなことを行うか不明。
それを食い止める組織。
活動の拠点は機関車通称TAI。
個性豊かな登場人物とユーモアある戦い。
そして何よりも驚きなのがZOKUとTAIのトップが長年の知り合いであり積年ライバルであること。
2006年4月26日
レビュー:
最近気になっている森博嗣のエッセイです。
工作が大好きな森博嗣氏の日常がいろいろと書かれていてちょっと新鮮でした。
だけど・・・小説からは信じられないくらいのグタグタな文章で正直読むのが疲れた・・・。
とは言え趣味の話が盛りだくさんで、
工作が趣味の人なんかは読んでて面白いかもしれません。
鉄道模型や飛行機なんかを趣味として、
自宅には6分の1スケールの蒸気機関車なんかを走らせているようで、
すごいとしか言えない情況です。
2006年3月30日
レビュー:
「ナ・バ・テア」「ダウン・ツ・ヘヴン」と続いてきた話がついに完結します。
草薙水素は、パイロットを退き現場指揮官としての立場で戦場に身を置き続ける。
そこに急な転属で入ってきたパイロット「函南ユーヒチ」が今回の主人公。
彼も「キルドレ」。
そんな彼に草薙は問いかける。
「永遠に終わることの無い自分達の運命を終わらせようと思ったことはないのか?」と。
「死ぬときを思い出したように自殺を図りたいと思ったことは無いのか?」と。
そんな彼に「実は函南はジンロウではないのか?」と言う疑惑(?)があがる。
ジンロウは彼が赴任するまでいたパイロットで、草薙の手によって殺された。
そう。彼もキルドレで彼が死を望んだから。
次は草薙が函南に殺してくれと願う。
「キルドレ」「戦争」それらの存在のありかたを問い驚愕の結末を迎えます。
2006年3月21日
レビュー:
ナ・バ・テアに続く作品。
ティーチャーなき後、主人公の草薙水素は基地でNo1パイロットになっている。
何もいらない戦闘業務さえあれば・・・空に上がることが出来れば・・・。
そう考え続けている草薙ではあるが、大人達・会社はNo1パイロットの損失を危惧し、幹部への道を作り始める。
その中で徐々に大人の道を進み始めてしまうキルドレ草薙水素。
いったいキルドレが大人になってくとどうなるんだろう・・・。
そんな疑問を抱きつつ先がとっても気になります。
2006年3月20日
レビュー:
最近、森 博嗣氏にはまっているのでビックリしました。
ま・・・まさか絵本まで出していたとは・・・。汗
絵本なんでたち読んでみました。
これは完全に大人用の絵本です。
テーマは決して明るいものじゃなく世の中の疑問を絵本にして見た感じがした。
だけどこれからの夢や希望はどうなっているんだろうね?みたいな終わり方で、
最後は重いテーマから開放される感じもするけど、軽すぎる終わり方じゃ・・・と言う気もします。
2006年3月18日
レビュー:
なんとなく表紙が綺麗で買った一冊。
話の内容は、戦闘機乗りの話。
なんとも不思議な世界感と不思議な登場人物にかなり引き込まれます。
話は主人公「草薙水素」が憧れていた伝説のパイロット「ティーチャー」のいる基地に配属されたところから始まる。
主人公は類まれなる素質をもっており直ぐにNo2になる。
ただ空を自由に飛びまわりたい。その気持ちだけでパイロットをしている主人公が、ティーチャー達と出会い変わり始める。
2006年3月10日
レビュー:
森さんのHPに今日の一言的な感じで載せられていた言葉を無作為に集めた本です。
本当はその時の自治問題や出来事なんかを反映して買いたそうなので、一冊にまとめると単に言葉だけだと意味がわからないものもある。
でもそこを想像しながら(あるいは自分の事に当てはめて)読むとすごくためになる一冊。
2006年3月 9日
レビュー:
工学系専攻の大学院に通う女の子。
頭の中は、常に理論的で世俗の事にちょっと疎くていかにもエンジニアって感じの子が主人公。
様々なハプニングに対して全て理論立てて解決しようとしてしまう反面、ちょっと意味不明な行動に出てしまう女の子らしい(偏見かもしれないけど)一面もあったりする。
お酒を飲むと記憶がなくなってしまうけど、決してよってるように見えないという妙な悩みがあったりする。
この癖のせいで自分の行動をトレースして考え自分が何をしたのか、どんなハプニングが起こったのかを考え上手くまとめようと躍起になるところがちょっと面白い。