2007年1月11日

通天閣


西 加奈子 / 筑摩書房
Amazonランキング:49587位
Amazonおすすめ度:
個人的おすすめ度:
大阪やったら通天閣やで
通天閣は大阪のシンボル!?

レビュー:
通天閣の近くに住む二人の登場人物を描いた作品です。

方やかつては結婚していたけれど、今は独身で他人と親しくするのを嫌い黙々と続く単純作業をこなす工場員。

方やキャバクラで、ウェイターをやり遠距離恋愛の彼氏を待ち続ける女の子。

でも実はその二人には意外な関係が・・・。

続きを読んでね♪ "通天閣"

2006年9月17日

きいろいゾウ


西 加奈子 / 小学館(2006/02/28)
個人的おすすめ度:

レビュー:
とっても風変わりで謎めいた過去を持つ小説家の「ムコ」さん。
虫や動物達の話し声が聞こえ会話することも出来る「ツマ」さん。

この二人がある時、運命的な出会いをし、駆け落ち同然でムコさんの実家の空き家で新婚生活を送り始める。

何気ない日常。
都会には無い平穏と賑やかさ。

ムコさんとツマさんのちょっとほのぼのする感じの日常だけど、二人の生活(気持ち)には何か溝がある。

お互いのことを凄く想っているのに上手く伝える術を持たなかったり、妙な後ろめたさを感じていたり・・・。

その全てが「きいろいゾウ」という物語で繋がっていく・・・。

続きを読んでね♪ "きいろいゾウ"

2006年1月19日

あおい


西 加奈子 / 小学館(2004/05)
Amazonランキング:24,823位
Amazonおすすめ度:
個人的おすすめ度:
お父さんの気分で読んでみました
心が満たされる
覚醒・再生。そして明日へ。

一言:
なんとも怠惰的な人達が登場人物の短編小説。

続きを読んでね♪ "あおい"

2006年1月 5日

さくら


西 加奈子 / 小学館(2005/02)
Amazonランキング:12,048位
Amazonおすすめ度:
個人的おすすめ度:
家族の弱さが温かい
波乱万丈??
泣ける本。


一言:
かなり暗い話です。
ずっと仲良しだった兄弟・夫婦・家族・ペットのさくら。
そして風変わりな兄弟(長男・次男・長女)の憧れの長男。
その長男を中心とした幼少時代から長男に突然訪れる悲しい事故。そして死。家族の離散。
それらを次男の視点から淡々と語られていくストーリーになってます。
話自体は決して明るいものじゃないし、暗い話だけど家族愛・人を愛する気持ちなんか切ない感じが、
絶妙に語られていて個人的には好きです。
西加奈子さんの作品では一番面白いかも。