2006年9月21日

猫の建築家


森 博嗣, 佐久間 真人 / 光文社(2002/10)
Amazonランキング:76,293位
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個人的おすすめ度:
美について
組む相手によって詩的世界も異なる
理工系の詩

レビュー:
猫の建築家の話です。

彼はずっと「美」を追い求めています。

「美」とは何か?

不変のもの?

形は無いけれど、変わらずあるもの?

変わらずあり形のあるもの?

様々な観点やいろんな思想で、「美」を追い求めていく・・・そんな絵本です。

詩は私の大好きな森博嗣氏です。

猫の建築家と言うテーマで、森氏独特の思想で「美」を追い求めていく猫の様は、とても子供向けの絵本を通り越して完全に大人向けの絵本になってます。

絵は佐久間真人氏です。
独特のタッチで、独創的な・・・だけどちょっと懐かしいような町並みと猫を上手く描写しています。
個人的に佐久間氏の絵はかなり気に入りました。笑

個人的に評価が半分なのは、私が森氏が伝えたいこと、言いたいこと、書きたかったこと、そして「美」。
それらの考え方に追い付けなかったから、と言うなんとも自分勝手な理由です。
(もうちょっと文学を勉強してから出直します。苦笑)

本棚に飾っておくととってもGoodで、内容を共感出来る人も多いと思うので、実際問題オススメです。笑

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