2007年7月 3日

Θ(シータ)は遊んでくれたよ


森 博嗣 / 講談社(2005/05/10)
Amazonランキング:53706位
Amazonおすすめ度:
個人的おすすめ度:
深いようで浅い
相変わらず
何か大きな仕掛けが・・・

レビュー:
自殺した人の額にθの文字が書かれていた。
しかし状況的に自殺とほぼ断定せざるを得ない為、他殺での線の調査に力を入れていなかった警察。

だがそれから幾度と無く自殺者の身体の一部にθの文字があると言う事件が発生する。

この事件で使用されているとされた口紅の鑑定を依頼されたのが西之園の友人だった。
彼女が在籍する病院に何らかの関係を持つ人間達が次々とθの文字を残し亡くなっていく。

果たして本当に自殺なのか?
他殺だとしたらどうやって自殺に見せかけたのか?
目的は?動機は何なのか?

ロジカルではなくヒューマンチックな展開です!!

前作に続いて学生達による推理です。

事件を解いてしまうのは、海月という学生と犀川ではあるのですが、なかなか登場シーンが少なく目立たずに終わります。

さて、この物語で唯一楽しめたのが、四季博士の名前が登場した事でしょうか。

前作「Φ」と続き「θ」とギリシャ文字が続いてくるのにも意味があるのかもしれません。

続きにどんどんと期待が高まります。

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