2006年9月18日

寝ずの番


中島 らも / 講談社(2001/10)
Amazonランキング:315,823位
Amazonおすすめ度:
個人的おすすめ度:
ユーモア最高!!
文体と速度
うまいがしかし

レビュー:
とある落語家の大師匠が亡くなった・・・そんな話。

亡くなる直前の笑えないけど、笑い話や生前活躍していた際の逸話。
そんな話を通夜の席で弟子達がお酒を片手に話していく・・・。

そして仕舞には死人のカンカン踊りまでする始末。

そして・・・
その一番弟子が亡くなった時のエピソードが、寝ずの番?です。

このお弟子さんは実に験の悪い人で、あれこれそれにまつわるエピソードが出てくる。

いかにも中島らもって感じの作品です。

お酒を愛しそしてお酒で笑い、そして泣く。

私はあまり酒が好きじゃないけれど、酒でめちゃくちゃになってしまっても笑い飛ばしネタにして、そしてそれを肴にまた飲んで・・・そんな気持ちがちょっとわかります。笑

お酒がもたらす独特の楽しさや悲しさ。
そして、些細な事には拘らない逞しさと大雑把さ。

そんなもの感じました。

読んでてちょっとクスって笑ってしまう作品です。

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コメント

フルークは直前が話したかも。
そして講談社とレビューされた!

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