2006年2月 9日

その日のまえに


重松 清 / 文藝春秋(2005/08/05)
Amazonランキング:35位
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個人的おすすめ度:
マスメディアに・・・
ずるいよ、重松さん
私の「その日」はいつ来るのかな、、、

レビュー:
病気や事故で大切な人・そうとも言えない身近な人を亡くしてしまった人のエピソードが綴られています。
小学校の頃に同級生を亡くした人や母親が病魔に侵されていることを告知された息子の話や夫を事故で亡くしてしまった教師の話などなど・・・。

最初は、短編ものかなぁ?と思っていたけれど「その日」あたりで一見無関係に思える話がつながってきます。
「その日」で出てくるのは、奥さんが死の病にかかってしまった夫婦と家族の話。
この話だけでも切ないのに今までの各々のエピソードが絶妙に絡み合ってくんです。

泣ける話かと言われるとわかりませんが、なんか胸に響く・・・いつまでも余韻が残る話です。
これは読んでおいても損はないと思います!

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