2007年2月 7日

悪意


東野 圭吾 / 講談社
Amazonランキング:6076位
Amazonおすすめ度:
個人的おすすめ度:
まさしく傑作!!
この動機・・・・・・「あり」でしょう!
手法は面白いけれど、人物描写に不満あり。

レビュー:
幼馴染の友人の小説家。
そんな彼を羨ましがり教師から子供向けの小説家となった主人公。

一見、公私共に仲の良い上手く行っている二人であったが、友人の小説家がバンクーバーに引っ越す事が決まり引越しを控えたある日、自宅で殺害されてしまう。

その殺害発見現場には主人公と小説家の奥さんの二人。

現場に訪れた警察官の中には主人公の教師時代の後輩がいた。
この後輩、かなりの推理力と洞察力を持っていた。

たちどころに主人公に殺害容疑がかかり逮捕へと展開してしまう。
しかし・・・動機が釈然としない。

あれよあれよと思うままに動機が2転3転していきます。

意外性のある物語の展開ではあると思いますが、残念なのが綺麗に終わりすぎているのかなぁ?という点です。

あと、実際にここまで推理力と労力をかける警察官なんていないだろうなぁ?という妙に冷めた気持ちになってしまいました・・・。

物語としては決して悪くない展開だと思います。

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