2006年1月16日

博士の愛した数式


小川 洋子 / 新潮社(2005/11/26)
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一言:
主人公はシングルマザーの家政婦。
80分しか記憶のもたない博士のもとに家政婦として務めに行く。
博士の記憶はずっと前で止まったままで、唯一彼が自身を持って話せる会話は数字の事だった。
靴のサイズ・誕生日・生まれた時の体重・・・様々な数字からその数字の意味するすばらしさを懇々と語る博士。
数字を通して会話をし、心を通わせていく・・・でも80分後にはもう記憶にない。
そんな博士と家政婦の主人公とその息子の話。

数学の話がかなり出てきますが、そこは上手く説明が入っているので気にならないです。笑

特別感動する内容でも無いし、ありきたりな展開があったりするわけじゃない。
でも・・・なんか感慨深いとでも言うのでしょうか、すごく心にトンとくるものがありました。
何度か読み返したくなる一冊ですね。

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