2006年4月11日

幸福な食卓


瀬尾 まいこ / 講談社(2004/11/20)
Amazonランキング:9,312位
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さらっと読める
思いやる人と人とのつながり
胸が熱くなる一冊


レビュー:
「お父さんは今日からお父さんを辞めようと思う。」
そんな妙な出だしから始まる妙な家庭環境を描いた作品。

物語の主人公は長女。
この家庭はある事情があって、母は別居・父は父を辞める兄は直ぐに失恋すると言うちょっと風変わりな環境にある。
でも家族は皆暖かく優しくとっても立派な家庭。

そんな家庭に不信感を抱いている長女だけど、
不幸な出来事をきっかけに家族のあり方や優しさに気づいていく・・・。

そんな物語かなぁ?と感じました。

この物語のキーになるのが朝食。

朝食は必ず家族がそろって食べると言う今の時代では考えにくいしきたりを続けている。
家族が必ず集まって食事をし、大事な話はその席で話す。

そんな一見当たり前、当然の事が実は出来ていないもんだよなぁなんて思います。
家族でちゃんと話す・面と向かって話す機会って以外に少ないモンです。

家族でのコミュニケーションをしっかりとっているからこそ、
妙な家庭環境でも暖かい家族でいられるんだなぁと思います。

個人的に登場人物のふわふわとしたキャラがツボです!!

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