2006年1月26日

花まんま


朱川 湊人 / 文藝春秋(2005/04/23)
Amazonランキング:5,222位
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個人的おすすめ度:
その佇まいが心地よい望郷的不思議世界
祝・直木賞
子供時代の色、匂い、秘密……得体の知れない不思議なもの


一言:
かなり期待して読んだのですが、意表をつかれる内容でした。
内容は幼少時代の不思議な話。
幼少時代では不思議と鵜呑みにしてしまうかもしれないけど、
大人となってしまった今はあり得ない話としか思えない。
そんな感じの短編小説でした。

なかでもやっぱり「花まんま」が一番面白いですね!
「鉄橋人間」も結構好きですけど。

不思議で大人たちは誰も信じてくれないけれど、
その子供としては本当にあったと、あると、そう思っている話。
確かにありますよね。そういうのって。笑

一部、くらい結末を迎えてしまっているエピソードもありましたけれど、
「それでも昔自分が住んでいた場所を思い出すと・・・」ってな感じで書かれているのが、
ちょっと素敵でした。

読んでみて損はないと思います。

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