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2005年11月30日アーカイブ

別枠に設けていたBookカテゴリを引越ししてきました。笑
ちょこちょこレビューを書いていこうかなぁと思ってます。
気が向いたら読んでみてくださいな♪

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ヒキタ クニオ / 徳間書店(2005/05/21)
Amazonランキング:218,341位
Amazonおすすめ度:
個人的おすすめ度:

国道246号線近くにある原宿団地で起こるちょっと不思議・・・でも日常的にあるような・・・そんな話を小曽根さんと言う個性的な老人を通して繰り広げられるショートストーリー集です。
この小曽根さんと言う方は、下町生まれのアメリカ育ち(厳密には社会人としての時期をアメリカで過ごした)のキャラで、いかにも下町生まれの老人っぽいハッキリ物事を言う姿勢と、アメリカっぽい勝気な性格がとても魅力的です。
それぞれのストーリーに出てくるキャラクターも小曽根さんを通して、成長していく様子が書かれていて結構面白いし、ちょい感動したりします。

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恩田 陸 / 朝日新聞社(2005/10/13)
Amazonランキング:位
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個人的おすすめ度:
上巻読んだら、下も読むでしょう

上巻で巻き起こった事件の数々。
不可解な出来事。
果たしてそれらはいったいどういう結末が迎えられるのか・・・って事がどうしても気になって読みました。
下巻でも不吉で奇妙な出来事が起こり疑心暗鬼な感じで物語が進む。
次第にそれぞれの事件の結びつきが読め始めると結末までは早かった・・・。
なんとも煮え切らないオチというか結末。
安易過ぎると言うか無理やり終わらせたって感じというか。。。
でも作品を通してかなり楽しめる一冊でした。

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恩田 陸 / 朝日新聞社(2005/10/13)
Amazonランキング:位
Amazonおすすめ度:
個人的おすすめ度:
ミステリーとファンタジーの見事な融合
目の前に広がった世界。
恩田ワールド、という言葉がまさに当てはまる作品

なんとも不思議な話。
最初読んでいたときは、現実的な世界に当然のように書かれているアナザー・ヒルを理解できず良くわからんって感じでした。
でも実際にヒルに滞在し始める頃になると主人公同様にそのあまりに異質なことが当然のように受け入れ読み勧められるようになった。
そこからはサクサクと読み勧められたんですけど、さまざまな事件が巻き起こりさまざまな憶測や推理が入り乱れて真相は・・・って感じで下巻に続いてしまった。
読み始めるとかなり引き込まれる一冊です。

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市川 拓司 / 小学館(2004/03/31)
Amazonランキング:12,937位
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個人的おすすめ度:
懐かしい
ノスタルジー溢れる感動作。
心温まる作品です☆

この人の話には時々現実離れした病気が多々出てくる。
さらに主人公はきまって、不器用な人間だ。
不器用ってのは、全てにおいてかな。

人付き合い・人生・恋愛において自分と言うスタイルを強く持ちすぎているがために細々とおどおどと生きているいわゆる変わり者が多い。

この本でもそう。

主人公は、今時いないくらい純情で不器用な人間。
待つことに喜びを感じ、何年もの間初恋の人を待ち続けていた。

そんな中に突然初恋の人との再開。
最初は再開であることに全く気が付かない主人公。

幼少時代に過ごした親友3人との再会まであと一人。

そんな状況の中、あきらめかけてた恋が再び始まる。

ずっと続くことを願っていた主人公達の前に事件が起こってしまう。
仲良し三人組の最後の一人が病気で危篤になっていると言う事実を知らされてしまう。

彼を見舞いひたすら回復を願う主人公達。
それでも全く回復する気配すら感じない現実。

ついに最後の選択を迫られることになってしまったヒロイン。
でもそれをするともう主人公とは会う事が出来ないかもしれない。

それでも意を決して行動に出る。
主人公もつらい状況だとわかっていながら「彼を頼むよ。」と励ます。

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恋愛写真―もうひとつの物語
市川 拓司 / 小学館(2003/06)
Amazonランキング:5,957位
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個人的おすすめ度:
死ぬと分かっていても
静流
心の空白を知る。


典型的な美人で誰もが恋してしまう女の子。
全てがアンバランスでとても個性的(オリジナル)な不思議な女の子。

そんな二人と読んでるだけでもむず痒くなるような三角関係を続けていく。
三人とも真っ直ぐで純粋な想いで、それぞれを好きになっていくんだけど、かなり涙もんの結末・・・。

真っ直ぐにただ相手の事を好きでいる。それで全てが完結してる主人公達の強さと弱さに心引かれるものがある。

市川拓司さんの作品ってどの本も結構ストレートな愛情表現と不器用にただ真っ直ぐ相手を想うって感じの人が多いから読んでて気持ちが良いし感情移入もしやいのかも。

それにしてもこの物語のヒロインは、一般的に不幸な運命をたどるのにすごく強いし人生を楽しんでるって感じがする。
何処までも楽しんで、報われないとわかっててもその恋を心のそこから楽しんで喜んでいる。

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