Amazonおすすめ度:
個人的おすすめ度:
不思議の里の物語。
う?ん
レビュー:
恩田陸の常野物語の原点?とも言うべき作品かもしれません。
様々な常野一族達のエピソードがつづられています。
エンドゲームの拝島家のエピソードや蒲公英草紙の春田家の話もここから始まっています。
光の帝国でつづられている他のエピソードももっと続けて欲しいと思うような物語がたくさん詰まっています。
レビュー:
昭和初期(くらい)の時代における不思議な力を持つ常野一族の話です。
常野一族とは何かというのは、ただ不思議な力を持つ一族としか言えないのですが・・・。
一族でも持つ力は異なり「一族通しの結婚をしない。集落を作らない。」などの不文律を持つなんとも不思議な彼ら。
そんな彼らと浅からぬ関わりを持つ家系の話。
レビュー:
恩田陸独特の世界の広がるファンタジー?サスペンス?小説。
「裏返さ」なければ「裏返され」てしまうという謎の戦い。
しかも戦っているのは「あれ」。
「あれ」と戦い続けている家族の物語を描いた話です。
正直、タイトルが気になって買ったのにどんな話なんだろう・・・と不安の方が大きかったりしました。
親の不倫によって異母兄弟(しかも同学年で同じクラス!)がいる二人の兄弟(?)が、夜通し歩くと言う学校行事を通して和解していく話。
最初はすごくお互いの存在を否定したり見たくないと言った感じで会話すらした事がない彼らが、友達を通して長年のわだかまりを解消して前向きに生きていく姿がいかにも青春!って感じで面白いです。
あぁ?俺もこんな青春したかった・・・そう思ってしまう一冊。笑
上巻で巻き起こった事件の数々。
不可解な出来事。
果たしてそれらはいったいどういう結末が迎えられるのか・・・って事がどうしても気になって読みました。
下巻でも不吉で奇妙な出来事が起こり疑心暗鬼な感じで物語が進む。
次第にそれぞれの事件の結びつきが読め始めると結末までは早かった・・・。
なんとも煮え切らないオチというか結末。
安易過ぎると言うか無理やり終わらせたって感じというか。。。
でも作品を通してかなり楽しめる一冊でした。
なんとも不思議な話。
最初読んでいたときは、現実的な世界に当然のように書かれているアナザー・ヒルを理解できず良くわからんって感じでした。
でも実際にヒルに滞在し始める頃になると主人公同様にそのあまりに異質なことが当然のように受け入れ読み勧められるようになった。
そこからはサクサクと読み勧められたんですけど、さまざまな事件が巻き起こりさまざまな憶測や推理が入り乱れて真相は・・・って感じで下巻に続いてしまった。
読み始めるとかなり引き込まれる一冊です。
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