ヒキタ クニオ / 徳間書店(2005/05/21)
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国道246号線近くにある原宿団地で起こるちょっと不思議・・・でも日常的にあるような・・・そんな話を小曽根さんと言う個性的な老人を通して繰り広げられるショートストーリー集です。
この小曽根さんと言う方は、下町生まれのアメリカ育ち(厳密には社会人としての時期をアメリカで過ごした)のキャラで、いかにも下町生まれの老人っぽいハッキリ物事を言う姿勢と、アメリカっぽい勝気な性格がとても魅力的です。
それぞれのストーリーに出てくるキャラクターも小曽根さんを通して、成長していく様子が書かれていて結構面白いし、ちょい感動したりします。
個人的にショートーストーリーってあまり興味がなかったけれど、結構面白いかなぁ。
現代的な問題を取り上げつつちょっとだけファンタスティックな要素が加えられてて、なんとも不思議な世界観が楽しい。
私はかなり単純な性格なので、この本を読んで自分もこういう団地に住みたいなぁなんて思ってしまいました。笑
団地には団地の問題や悩みがあるけど、もちろん団地ならではの良さみたいなのもあって、とっても親しみやすい作品です。
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