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レビュー:
盲目の若き天才科学者の影武者をする事になった主人公。
彼は天才科学者の弟で、容姿が似ている事から影武者になり必死な努力で盲人の動作と科学知識を溜め込み公の場に影武者としての役目を果たしていた。
一方、天才科学者の有能な女性アシスタント。
彼女の双子の妹にあたるヒロインもまた、アシスタントの影武者として役を始める。
そんな中、天才科学者が作り上げた全長4000メートルの海峡大橋を支えるコンクリートの巨大な塊“アンカレイジ”の中に存在する秘密のシェルターで科学者・建築家・医師の計六名で生活をする事になる。
影武者である事を見抜かれぬよう用心をしつつ余裕を見せ周りに本物だと思い込ませていく。
それは、いつも通りの仕事となんら変わりは無かった。
しかし、密室であるはずのシェルターで突如異変が起こる。
同席した科学者が殺害されシェルターは外部と物理的にも通信的にも遮断されてしまう。
犯人はこの中にいるのか??
知恵を絞り皆が皆を疑っている最中、殺人はドンドンと続けられていく・・・。
そしてやがて天才科学者とアシスタントの二人だけが残る。
何とか脱出した彼らだが、突如爆発に見舞われ橋は崩壊してしまう。
しかし、彼らは犯人では無い。
では、いったいあの密室でどのようにして誰が何の目的で殺害をしたのか?
そして何故、橋を崩壊させたのか?
物語が進むにつれて、謎が謎を呼びわけがわからなくなっていきます!!笑
さすがは森博嗣さんというべきミステリーです!!
殺人のミステリーだけでは納まらず、影武者は本当に存在するのか?というミステリーまで匂わせてくれます。
彼らは本当に存在するのか?
本当の彼らは何処にいるのか?
殺人はどのように行われたのか??
かなり楽しめちゃいます!!
でも真剣に読まないと読み終えた後に理解が出来ず困ってしまうかもしれませんね。苦笑
全てのヒントは物語中にちりばめられています。
いや?すごい!!
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