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レビュー:
とあるごく平凡な家庭に生まれ育った主人公の亘。
他の家庭と違って、ちょっと厳しく育てられ父親譲りの論理思考の小学生。
亘の近所には、ビルの建設工事が頓挫したままの醜い骨組みがたたずむ場所がある。
ある日、そのビルで幽霊を見たと言う騒ぎが広がる。
しかも心霊写真を撮影した子がいると言う話まで出る。
撮影したと噂されるのが、転校生のミツル。
勉強が出来て、しっかりモノで、当然のように皆に慕われている・・・ちょっと亘とは縁遠い子だ。
そんな騒ぎがドンドン進んでいく最中、亘の両親が離婚すると言う話が浮上する。
逃げてばかりで何も出来ない亘。
何かしようにも大人達は、「心配するな」の一点張りで何も教えてくれない。
そんな亘と、悲しい過去を持つミツルが、それぞれの願いを叶えるために幻界へと旅に出て行く・・・。
上巻の半分近く?は、亘を中心にした現界(いわゆる現在の世界って奴?)の話です。
ワタルとミツルが、幻界に旅立つきっかけや幻界の世界観が描かれています。
必要な要素やエピソードなのかもしれませんが、正直読んでてちょっとダレてしまいました・・・。
だって長いんだもん・・・。苦笑
幻界での話しは、まぁよくあるRPGゲームの世界をアレンジしたような感じで・・・。
魔法とか魔物とか・・・幻界での国際情勢なんかは、近代社会であったような話をモチーフにしているような・・・。
ちょっと幻界での話しの進み方が、都合よすぎだろ・・・と突っ込みたくなりました。笑
話は面白いんですけどね!!
中・下巻に期待したい!!そんな感じです。
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