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長かったです。シンプルストーリーレビュー：
藩主の毒見役をしている三村新之丞（キムタク）は、ある日の毒見で食中毒にあってしまい失明してしまう。
盲目の武士などお役御免になってしまうか・・・と思っていた最中、新之丞の妻である加世（壇れい）は、身内に強く勧められ番頭の島田籐弥（坂東三津五郎）を頼りに行く。
その甲斐あってか、新之丞のお役御免は免れ従来どおりの土地と生活を約束される。
そんなある日、新之丞は妻の加世の良からぬ噂を耳にする。
島田籐弥に新之丞のお役御免を進言する代わりに肉体関係を求められたと言うわけである。
しかし・・・実態は、島田籐弥はお役御免の進言などしておらず、加世は島田籐弥に騙され肉体関係を強いられていただけだった事が判明する。
真相を知った新之丞は、盲目であるのにも関わらず、名門道場の免許皆伝である島田籐弥と果し合いを決意する。
武士の一分・・・どうしても譲れぬモノのために。
今まで、盲目剣士は、勝新太郎さんの座頭市に勝るものはない！！と思っていましたが・・・いや?すごいです！！
キムタクの演技は、「すごい！！」としか言えません。
どれだけ演技の練習をしたのだろうか・・・きっと途方も無い努力をされたんだと思います。
目が見えている頃。
盲目になって間もない頃。
慣れない盲目で些細なハプニング。
盲目に慣れ始め再び剣を持つ頃。
その時々・・・実に上手く演じています。
目が見えない事が信じられない！！と言うような仕草。
本当に目が見えずに転んだような演技。
ユーモア。
もはやアイドルの次元をとっくに超えてますね・・・。汗
観客の中には、「キムタク嫌いだったけど、見直したわぁ?！！」なんて事を話している中年の方もいたくらい誰もが驚く演技力でお腹一杯です。笑
で、映画の内容としては、「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」との三部作なのですが、個人的には「たそがれ清兵衛」が一番好きですね。
なんと言うか・・・盲目・果し合い・恋愛・・・それらの要素がどうにも不自然な結びつき方をしているような気になってしまいました・・・。
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