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レビュー:
前作に続いてメイスン・ヴァージャーがハンニバル捕獲にドンドンと近づいていきます。
一方でクラリス・スターリングにドンドンと近づいていくハンニバル・レクター博士。
レクター博士の目的はいったい何なのか?
レクター博士はいったい何者なのか?
四方手を尽くして迫っていくメイスンの手からレクター博士は逃れることが出来るのか?
様々な要素が絡み合いながら全てがあきらかにそして完結していく様は芸術的です!
レクター博士の巧みな話術と高度な思考が多く語られるので、読んでいてかなり面白いです。
個人的には・・・
「誰かに真実を言い当てられること、それね、一番怖いのは。・・・中略・・・こんなご時世にあって真実を直言出来るほど並外れた人間を殺すのは、罪よ」というクラリスの台詞がすごく印象に残ったのですが・・・。
確かにレクター博士のように真実を直言することが出来、更には心理を突き止めることが出来る人は少ない。
私は怖いとは思わないけど、やはりかけがえのない存在であることは間違いないだろうなぁと思う。
レクター博士のような人間が実在したら一度、話してみたいものだ・・・と思いました。
で、本題の感想ですが、個人的に終わり方が釈然としないと言うかその終わらせ方は無いだろう・・・と感じたなぁ。
確かに全てを読んだあとなら終わり方を匂わすような箇所はあったけれど、じゃ今までのクラリスの活躍はなんだったの??
ジャック・クロフォードは何のために定年を控えていたのに最前線で、異常犯罪の解決に取り組んできたの??
そう思わざるを得なかったし、なんかちょっと無理やり感もあったかな・・・。
最後の直前まではすごく楽しかったんだけど。笑
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