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宮部 みゆき: 2007年3月アーカイブ


宮部 みゆき / 角川書店(2006/05/23)
Amazonランキング:4645位
Amazonおすすめ度:
個人的おすすめ度:
ただのファンタジー小説ではない!
ワタルとミツルの対比はフェアじゃないんじゃない?
広く果てしない幻界の世界

レビュー:
前作の続きです。

拘束され危ない目にあっていたワタルをたまたま近くにいて、通り道を探していたミツルによって助けられたワタルは、ミツルの魔法によって遥かかなたに吹き飛ばされ仲間と離れ離れになってしまう所から話がスタート。

再び一人になってしまったワタルだけど、ハイランダーの紋章を身につけている事で幻界でも何とか先に進む事が出来る。

ドラゴンとの出会い、己の弱さが招いたもう一人の自分。
1000年に一度の人柱が選ばれる年。

一見、豊かに見える幻界だが、国家間や宗教・民族など様々な問題が現代と同じようにからまりあっておりそこに被さる様に大きな問題が押し寄せてくる。

ハイランダーとしての定めなのか、あるいは、旅人の性なのかワタルはそれらの問題にどんどんと巻き込まれていく。

ミツルかワタルのどちらかは、人柱になってしまい、一人は女神に会えるという極限状態の中で、ワタルは幻界の人々を守る事を胸に秘め前に進んでいく。

一方でミツルは自らの願いの為、手段も目的も選ばずひたすらに突き進んでいく。
その結果、幻界消滅という大きな危機が訪れようとする。

ワタルは果たしてどうるのか?
幻界の平和を取れば自らの願いは叶えられない。
その上、ミツルよりも先に女神に会わねばならない。

幻界はどうなるのか?
ワタルの願いはどうなるのか?

その全てが語られます。

カテゴリ:


宮部 みゆき / 角川書店(2003/03/05)
Amazonランキング:94720位
Amazonおすすめ度:
個人的おすすめ度:
ファンタジー侮辱小説
無駄に長いです(?з?)
物語の中に入り込めませんでした…

レビュー:
ある平凡な生活を送る主人公の亘。
亘はちょっと気弱な所もあるが、ごくごく有触れた小学生だった。

そんな亘の通う学校に転校生のミツルがやってくる。
その転校生は非常に頭の回転が良く成績も優秀で、あっと言う間に皆の話題と興味を独占した。

しかし転校生はそんな事にすら興味がないかのようだった。

そんな中、亘の通う学校の近くにある建設が頓挫し鉄骨が剥き出しのまま放置されているビルで幽霊騒ぎが巻き起こる。

そのビルでの不思議な出会い。
車椅子に乗った少女。
ただ、虚空を見つめ続ける少女。

そして、この幽霊騒ぎにミツルも関与していく。

一方で亘は両親の突然の離婚を突きつけられる。
父が愛人を作って家を出てしまったのだ。

なぜ、自分だけがこんな不幸な目にあうのだろう?
悲しみと怒りに明け暮れる母を目に何も出来ない何もする事が出来ない亘。

そんな亘は前に幻界と言う不思議な世界への扉と導かれる。
導きに手を貸したのはミツル。

幻界は、現界の人間の思想が作り上げたもう一つの世界で、その世界を統べる女神はたった一つだけ望みを叶えてくれるという。

ミツルは失った妹を取り戻すため幻界へと旅に出る。
そして亘も両親の仲を家族の仲を戻すためにミツルに誘われ旅へと赴く。

ミツルと違って要領が悪く頼りない亘。
そんなワタルの不安極まりない冒険が始まる。

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