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レビュー:
羊たちの沈黙から7年。
逃走を続けていたハンニバル・レクター博士がついに表舞台に引きずり出されてきます。
羊たちの沈黙でFBIアカデミー所属だったクラリス・スターリングは、FBI特別捜査官としてジャック・クロフォードのいる課にはいけず銃撃戦を繰り広げ活躍をしている。
しかし犯人との銃撃戦において犯人を射殺(正当防衛だが)してしまい免職の窮地に立たされてしまう。
そんな時、7年ぶりにレクター博士から一通の手紙が届く。
これをきっかけにイタリアに潜んでいたレクター博士をどんどんと表舞台に引きずり出すようになっていく。
レクター博士の第一の被害者であるメイスンは彼に懸賞金をかけ独自に彼を拘束するための活動を行っている。
FBIとメイスンの両者に追われる事になったレクター博士だが、初めて彼の幼少時代が綴られている。
彼が怪物となったエピソードが徐々に紐解かれていくのはかなり見逃せないです!!
レクター博士が何を見て何を経験し、何を考え何を求め何処に行き着こうとしているのか。
そしてクラリスとレクター博士の特異な関係はどのような変化または発展が行われるのだろうか。
人間の欲望や心理。
旧世の話や聖書をもとに語られ綴られているレクター博士の気持ちも少なからず共感してしまうと思う。
徐々に紐解かれるレクター博士自身のことと、近づいていくレクター博士とクラリスの距離が気になります。
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