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一言:
あるはずがない話です。
だから軌跡というのかもしれません。
でもそのありえないストーリーが嫌にならないくらい綺麗な話です。
私は映画も観たのですが、映画よりも原作の方が細かい描写が行われいるので、楽しめます。
(ってか映画は割愛している部分が多すぎて理解できないんじゃないかなぁ)
天才ピアニスト街道をひた走っていた主人公。
その主人公がピアノの勉強で海外にいる時に事件は起こったわけです。
日本語で「助けて!!」という悲鳴に即座に反応できたのは彼一人。
気がつくと彼は小さな女の子の前に立ちはだかっていました。
その時に銃撃たれて利き腕の指を損傷してしまった。
そう。彼のピアノ人生は幕を閉じたわけです。
その時彼がかばった子供は知的障害者で両親と旅行中だった。
助けを求めた両親は銃撃戦であっけなく死んでいた。
身寄りのない彼女を預かることになったわけですが、
彼自身指を失ったつらさからなかなか立ち直れないでいた。
そんな中、彼女に天才的な能力がある事が判明したわけです。
それは、一度耳にした曲を全て覚えてしまうこと。
知的障害があるので、作者やタイトルは全く理解出来ないのですが、
ピアノの弾き方を教えるとそれは素晴らしい演奏を引くようになったのです。
ただ、曲名などを覚えることが出来ないためプロの舞台に立つことは出来ません。
何を引くのかピアノの前に座ったその時の彼女次第なのですから。
そんな彼女と主人公のもとにある施設から演奏の依頼がくるわけです。
そこで様々な事件が発生し悲しい事があったりして、
彼女は少しずつ成長を見せるようになるわけです。
そんなストーリーです。
かなり感動できます。
映画を観てつまらなかった・・・っと思っている人がいたら是非この本を読んでみてください。
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