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村山 由佳: 2007年5月アーカイブ


村山 由佳 / 集英社(2002/06)
Amazonランキング:11860位
Amazonおすすめ度:
個人的おすすめ度:
命の再生、そして永遠
村山由佳流西部劇
やっぱりサイコー!!

レビュー:
幼少時代に父親の自殺を目の当たりにし、母親には不幸の種と扱われクラスメイトには虐められ・・・と多難な時代を過ごしてきた主人公の真冬。

日本を忌み嫌いニューヨークで暮らす真冬は大学院生。
度々、悪夢にうなされたり人を愛すると言う気持ちがわからないとトラウマを抱え続けている。

そんな彼女にプロポーズをして来たのは、彼女の大学の教師ラリー。
とても優しく頼もしい存在ではあったが、彼には難しい問題があった。

前妻との子ティム。
ティムはラリーの前妻から虐待を受けており精神的に非常にアンバランスで未発達な要素が多い。
真冬は心理学の情報をかき集めまるで宝石でも扱うかのようにティムに大切に慎重に接していく。

そして、ラリーとの結婚が決まり結婚式の日。
ラリーはニューヨークでは良くある強盗事件に巻き込まれ真冬の目の前でタキシードに身を通したまま亡くなってしまう・・・。

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村山 由佳 / 集英社(1998/06)
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個人的おすすめ度:
帯の謳い文句はむしろ…
ど真ん中の直球全て空振り三振
運命を信じたくなりました

レビュー:
織物師である飛鳥。

世界中の色を学びに旅をしていた時にベルリンの壁崩壊の場に巡り合います。
そこで、動物写真家の一馬と数奇な出会いをします。

二人はどうしようもないほどに惹かれあうものの何もないまま飛鳥は帰国。
仕事に忙殺されるままに一馬を忘れようとします。

そんな折に飛鳥の旧友が取材に訪れるのですが、実は彼女は一馬に恋をしており、それを知って改めて飛鳥は自分の気持ちをしっかりと繋ぎ止めようとします。

しかし皮肉にも飛鳥と一馬は再び出会ってしまいます。
止める事が出来ない想いのまま二人は結ばれるかに思えますが、様々な問題が次から次へと悪い方向に流れてしまいます。

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村山 由佳 / 集英社(2005/01)
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個人的おすすめ度:
読みやすくて面白い。
替えのきく人間
やっぱり村山由佳はいい

レビュー:
幼馴染の兄弟と親友の4人でバンドを組み音楽活動とバイトに勤しむ涯。
幼馴染のうさぎは、何処と無く女性らしさがなく中性的な女の子。
もっともそれを売りとしてバンド活動を続けている。

そんな周囲に囲まれている涯は、通っている大学の先生と不倫をしている。
安堵感が抱けないつらく幸福でもある恋。

一方のうさぎは、己のコンプレックスを直視し克服しなければならない現実を突きつけられる。

つらい時、友達でもない恋人でもない家族でもない存在。
幼馴染という何にも変えられない特別な存在。

二人の尊い特別な関係がとても綺麗に描かれています。

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