おすすめ度:★★★☆☆
大好きな森博嗣さんの作品にまたまた手を出しました
「この小説を読むと、他人と考え方や他人の目が気に入らなくなります。年齢性別関係なくとにかく今すぐなにか学びたくなります。」と言うキャッチが気に入って購入しました
森博嗣さんの実体験?と勝手に思ってしまいました。(実際、どこまでフィクションなんだろう?)
純粋な研究への想いと社会との乖離が表現されており、純粋な研究者に対して社会ズレのような事を考えているのは、案外そうでない人達だけなのだろうなぁ~と。
好きな事だけを続けていけないのはそれが社会に属しているからなのでしょうが、純真な学問を追求する人達によって技術が発見されたり支えられていると考えると、もうちょっと世の中の仕組みは何とかならないものだろうかと思う・・・。
物語はかなり淡々と進むので、読みいってしまうような感じにはなりませんでしたが、物静かに訴えかけてくるような作品でした。
コメントする