森 博嗣 / 講談社(2000/03)
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二人の関係が進展して・・・
完成度が高いラブ・ストーリ?ミステリィ?
森博嗣にはまった作品!
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レビュー:
画家の香山風采は息子の林水に「天地の瓢」と「無我の匣」を残して密室の中で奇妙な死をとげた。
不思議な言い伝えのある「天地の瓢」と「無我の匣」の謎と、風采氏の死は未だに解明されていない。
「天地の瓢」の中にある鍵はどのようにすれば、取れるのか?
果たしてそれは「無我の匣」を開ける鍵なのか?
「無我の匣」には何が入っているのか?
この謎に西之園萌絵が挑みます。
更にそんな折に息子の林水氏も風采氏と同様の謎の死を遂げます。
果たして事件の真相は・・・
例によってロジカルな事件展開をしてくれる魅力的な一冊。
ボクが鈍いだけなのか鍵のトリックは、ちょっと直前まで気付けませんでした・・・。
う?ん。勉強不足ですね。
そして何よりも西之園萌絵と犀川創平の関係が、また大きく変化する所が読みどころでしょうか。
と言っても進展してるともしてないとも言い切れない微妙な関係が、何とも微笑ましくも悩ましい構図になってる気がします。
毅然としているイメージの西之園萌絵と、いつも冷静を装っている犀川創平のあわてぶりは、いつもと違った感じがして楽しめます。
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