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すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER


森 博嗣 / 講談社(1998/12)
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もったいない?
難解なトリックだった
天才の考えるこたぁ、わからんね。

レビュー
真賀田四季博士が創設した孤島のハイテク研究所。

その島の敷地内にあるキャンプ場にキャンプへと押しかけたN大助教授・犀川創平ゼミ一向。
もっとも全ての段取りは西之園萌絵によるもので、四季博士への好奇心によるものであった。

キャンプの夜、嘘をついて西之園萌絵は犀川を連れ出し研究所へと押し入る。
研究所の中は、ほとんどがコンピュータ制御され研究者達は、コンピュータを返しスタンドアロンによる職務を行うといった一般企業ではなしえない研究者向けのものであった。

そんな中、コンピュータの基幹システムであるデボラの動作が不安定になる。
そして厳重な管理体系が敷かれている四季博士の部屋からは、両手両足を切断されウェディングドレスに身をまとった四季博士の死体が現れる。

部屋には「すべてがFになる」というメッセージ。

誰が何時殺害を行ったのか!?

外部との連絡を試みるもののデボラの暴走により連絡手段も途絶えてしまう。
そんな中、ヘリで施設に戻った所長も殺害されヘリの無線機も破壊されてしまう。

密室のトリックは?

犀川と西之園が事件のトリックへと迫る!!

森博嗣先生の代表作ですね。

ボクは「四季」を先に読んでしまったのでトリックもわかってしまったのですが、「すべてがFになる」と言うメッセージの真意には「なるほど・・・。」と言葉を失いました。

しかし「四季」を読む限り、この事件の裏に隠されたもう一つのメッセージが実はあるんですよね。

シリーズ化されているので頑張って全部を読みたいところです!!

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このページは、よしお@やおライダーが2007年6月24日 21:33に書いたブログ記事です。

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