乙一 / 角川書店
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美しさを感じた。
別に・・・
妖怪としてなら
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レビュー:
普段何気なくクラスメイトと楽しく振る舞いごく普通の高校生を演じていた少年。
しかし、それは全て仮面に過ぎずクラスメイトや家族ですら彼の本当の心は知らない。
彼は、人の死に冷酷な好奇心を持っている。
したがって彼は人が死んだ場所・人の死の場所に赴く事や猟奇殺人の情報収集が趣味になっている。
そしてそんな彼のクラスメイトにいる少女。
彼女は周りと一切のコミュニケーションをとらず常に一人の世界にいる。
彼女の興味も人の死に関する事だった。
とある事件がきっかけで二人は時々話すようになるが、そこには愛情も友情も無くありのままの冷酷な自分達で猟奇殺人事件について会話すると言うちょっと不気味な関係だった。
そんな彼と彼女が様々な事件を調べ関わって行くオムニバス形式?の小説です。
人の心の闇を前面に描いた人物・事件にかなり引き込まれます。
相変わらずダークな内容ですが、すごく引き込まれます。
登場人物をあえて明確にしない箇所も読者の想像を上手く広がせた上で、「なるほどね!!」と思わせるオチをつけてくれる。
いや?かなりはまりました!!
面白いですよ!!
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