中島 らも / 集英社(1993/06)
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父親はギリシア悲劇か喜劇か
子供向けですが・・・
大人が読むには??
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レビュー:
プロレスラーの父を持つ少年。
落語家の父を持つ少年。
水産業を営む父を持つ少年。
テレビ局で働く父を持つ少年。
4つの家庭・親子関係が物語りになっています。
どれも子供みたいな父を煩わしいと感じている子供達。
だけど、大人って言っても結構子供で、ただ子供が大きくなっただけ。
そうして、父を可愛く愛しくそして尊敬出来るようになってく軌跡が描かれています。
父親と子供の角質って意外に大きいのかもしれませんね。
だけど、確かにどんなに怖い顔して厳めしい感じの父親でもすごく子供っぽい一面を持っている事が多い。
大人と子供の違いは、いろいろあるけれど、子供っぽい面があるからこそ魅力的だし、好きになれるんじゃないのかなぁ?と思います。
そう。この本を読んで初めて子供と父親の関係についてちょっと考えさせられました。
この本は子供にも読めるよう(元来子供向けなのかもしれない)に感じも少なく書かれています。
でもいかにも中島らもって感じの作品で面白いです。
ボリュームは少ないけどね・・・。苦笑
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