瀬尾 まいこ / 新潮社(2004/06/23)
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心がやさしくなれる
ステキな作品!
スローライフじゃいられない
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レビュー:
仕事を始めて数年。
何一つ実績を上げられず悩み苦しみやがて、
都会での生活に疲れ果てた千鶴が自殺をしようと訪れた山奥の民宿。
だけど、安易に考えた自殺方法では死ねずあっさりと日常に戻ってしまう。
だけど訪れた日常はあり得ないくらいの田舎の日常。
都会の喧騒もなく生活に必要な自然は、
都会では決して考えられないくらい広がっているし手にする事が出来る。
そんな情況で民宿の主と不思議な生活を始める。
様々な田舎暮らしを体験して、
一度は田舎に憧れ永住を考えるけど、
やっぱり違う。
そんな言葉に表せない思いが物語になっています。
瀬尾さんの作品は、なんかとっても優しい感じがするなぁといつもながら思います。
この作品も出だしこそ自殺と言う話が出てきますが、
決して無理強いをする立ち直り方じゃなく、
「そのままで十分だよ」と言う想いがすごく感じます。
人間誰しも壁にぶつかったり挫折したくなるけど、
そんなときに読みたい一冊です。
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