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光の帝国―常野物語


恩田 陸 / 集英社(2000/09)
Amazonランキング:1,766位
Amazonおすすめ度:
個人的おすすめ度:
久々に泣きました。
不思議の里の物語。
う?ん


レビュー:
恩田陸の常野物語の原点?とも言うべき作品かもしれません。
様々な常野一族達のエピソードがつづられています。
エンドゲームの拝島家のエピソードや蒲公英草紙の春田家の話もここから始まっています。
光の帝国でつづられている他のエピソードももっと続けて欲しいと思うような物語がたくさん詰まっています。

個人的には光の帝国が一番、暖かくも恐ろしい気分になる作品だと思います。
全てがここにつまっている気がしました。

自分の事しか考えない現代人。
冷たい現代社会。
そんな社会で何故必死になって生きなければならないのか?

そんな暗く重苦しい思いをキチンと受け止めつらい指名をこなしていく常野一族。
読み終わった後、何度も反芻して考えてしまう。

時代をうまく取り入れた明確なテーマでとにかくすごいと思います。

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このページは、よしお@やおライダーが2006年3月 1日 21:52に書いたブログ記事です。

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