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レビュー:
ある日、通勤電車の待ち時間に女の子が凝視してくる。
「何か用?」と聞いてもしどろもどろしながら真実は語らない。
ストーカー?悪徳セールス?
そんな疑念を抱きつつ電車に乗り次の日も自分を探す女の子を見つけ逃げるように違う車両に乗車する。
次の日も探している。
思い切って話しかけると女の子は女子大生で特に怪しい人間ではないらしい。
更に特に一目ぼれってわけでもないらしい。
腑に落ちないけど、その後毎朝電車を待つ時間に話すようになる彼等。
やがて主人公の男の子が女の子に恋をし始める。
女の子は最初はためらうものの「頑張って彼女になる!!」なんていう。
徐々にデートを重ね仲良くなっていく彼等。
しかしいつまで経っても彼女に家に招きいれてもらえない。
それが不満で仕方ない彼。
あるとき説得して彼女の両親に会いに行くことに。
会いに行った時、両親は彼の顔を見て硬直してしまった・・・。
その時の表情は最初に彼女に会ったときと同じだった・・・。
不信に想いながらも両親との暖かい食卓を済ませてデザートをリビングで食べた際、全ての謎が解ける。
謎はネタばれなので語らないが、目の当たりにした光景に考える主人公。
そして自分なりに家族に溶け込める術を考え実行してようとする主人公。
意外な形で家族が再び暖かい家族を取り戻す。
そんな話です。